何故そんな妄想をするに至ったのか、振り返りたいと思う。
4年前(2020年)の秋。
私は元々患っていたうつ病(双極性障害)の症状が悪化し、休職していた。
起き上がるのもやっとだった。
つまり一日の大半は寝て過ごしていた。
眠っている間はまだ良い。
問題は目が覚めている時間だ。
目が覚めている、でも身体は動かない。
すると何が起きるか。
頭が勝手に、ネガティブなことを考えるのだ。考え続けるのだ。
それを防ぐため、私は「何か」で頭を埋めようと考えた。
枕元に置いていたスマホに手を伸ばす。
ネット、SNSを見ながら、固まった頭を何とか動かす。
……ようやく琴線に触れるものが見つかった。
何かと言うと。
「ASMR」である。
様々な音で人間を癒してくれるASMR動画にハマるのに、そう時間はかからなかった。
そして、その中でふと気になった動画があった。
動くキャラクターが、しかし確かに人間の声で、囁いたり耳かきをしているのである。
これは一体何なのか。
調べた。
そして知った。
「Vtuber」の存在を。
結局その日から執筆している現在まで、ほぼ毎日Vtuberの配信を観ている。
もはや自分の人生の一部である。
そんなVtuber(視聴)ライフを送る中で、ふと妄想したことがある。
それは……
「私がもしVtuberになったら、お金を稼ぐことができるのか」という内容である。
そんなに簡単なものではないことは百も承知である。
しかし私は「Vtuberとして稼ぐこと」を真面目に考察してみたかった。
だから何冊か本を手に取り、読書に興じたのである。
ここに来たあなたも、
「Vtuberって稼げるのか?」と興味を持っていることだろう。
あるいは、
「本気でVtuberを目指しているので、稼ぐヒントを得たい!」と熱意に満ち溢れているのだろう。
そんなあなたに少しでも役立つであろう本を、今回紹介したいと思う。
【ちなみに】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものである(注 私が読んだ後に読み放題対象外になっている書籍もあります。しかし再び読み放題対象になることもあり。)。
↓↓↓
なぜ読み放題作品しか紹介しないのかと言うと、単純にお金が無いからである……。
「お、Vtuberになって稼ぐためのヒントくらいはあるな」と思える本3冊
『マニア必見!VTuber究極の解説本!Ver.3 行動経済学でバーチャルYouTuberの本質を分析 VTuber究極の解説本シリーズ』
書誌情報 | |
著者 | バーチャルエコノミスト千莉 |
発行年月日 | 2020年6月21日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 18件 |
完全無名からチャンネル登録者数15,000人を獲得したVtuberである筆者が、実績を出し続けるVtuberの人気の秘訣を考察している一冊。
かなり具体的かつ専門的な分析が為されていて、この本でしか得られない情報がたくさん詰まっていると感じた。
Vtuberのが人気を保つ秘訣が的確に分かる
特に、
「エクス・アルビオはなぜ同時接続3.5万人を達成できたのか?」
の話に驚いた。そんなことやってたんかABO。
「ブルーオーシャン戦略」、本当に分かりやすい。
ありきたりな意見ではなく、
「行動経済学」という専門的な観点から戦略を分析していて、かなり再現性があるなと感じた。
【『Youtuber・Vtuber』は今から始めても『本当』に稼げるのか?: 『今どき』の副業稼ぎ方事情』】
書誌情報 | |
著者 | トム |
発行年月日 | 2022年12月26日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 7件 |
ブログ運営、ブログコンサルティングなどで生計を立てている筆者が、YouTuber・Vtuberの
- 稼げる余地
- 稼ぎ方
- 気を付けるべきこと
についてまとめている一冊。
特定の話に特化した内容ではないが、Vtuberの稼ぎ方については知らないことも多々あって勉強になった。
稼げる余地から稼ぎ方まで一通りの情報が得られる
特に、
「Vtuberが稼ぐためのプラットフォーム」
の話が殆ど知らなかったことばかりで新鮮だった。
個人VtuberはYouTube以外のプラットフォームの方が収益を上げられるのかもしれない。
「どうやって競合を避けるか」ということもサラッと解説してくれている便利な本。
『アニメ2.0: VTuberが日本を救う』
書誌情報 | |
著者 | バーチャルエコノミスト千莉 |
発行年月日 | 2019年4月8日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 26件 |
「バーチャルエコノミスト」という新しい分野を切り開いて活動している筆者が、
- Vtuberの魅力
- Vtuberの国内での広がり
- 日本を救う「Vtuber」という存在
- Vtuberビジネスの展望
について語っている一冊。
日本という国の産業としてVtuberの解説をしていて、
「日本のVtuberは世界の断トツトップの産業であるから、これからどんどん発展していく」
→「Vtuber全体の市場が大きくなっていく」
→「結果的にVtuberとして稼げるチャンスが増える(※これは私の見解です)」
ということが分かる。
Vtuberがこれから日本の大きな産業になり、市場も拡大していくことが分かる
特に、
「今ある職業の多くは人工知能に取って代わられる」が、
「人工知能に代替できない仕事の需要が伸びていく」。
だから、
「Vtuberは世界に誇る日本の産業になり得る」
という話になるほどなと思い、同時に感動しました。
個人単位で見ればもうレッドオーシャンと言われているけど、国レベルで見るとブルーオーシャンどころか寡占状態。
だからどんどん発展し、結果的にチャンスは増えていく。
そんな風に思わせてくれる本だった。
【おまけ】Vtuberの始め方が分かる本:『ぜったいにバレずにYouTuberになる。サルでもわかる手抜きVTuberの始め方の超入門: 顔バレなし声バレなし。動画編集もサムネイルや3Dの制作も。初めてでもソフトまかせで半日で(副業でかせぐ)』
書誌情報 | |
著者 | 大学教員のぼ |
発行年月日 | 2022年6月8日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 8件 |
本書は、3Dモデル制作のソフトウェアを使ってアバターを自作し、Vtuberになる方法を解説している一冊。
ピクシブ株式会社が提供するソフトを実際に使用しながら説明しているため、本というよりは「手順書」と言えるレベルである。
Vtuberとしてお金を稼ぐとなると、相応のクオリティのアバターが必要になると思いますので本書を参考にするのは難しい。
しかし費用をかけずに短時間でアバターが作れるので、「とりあえずやってみよう」くらいの気持ちの場合にはぴったりの本だと思う。
【まとめ】Vtuberはレッドオーシャン。でもレッドに囲まれたブルーがまだ存在する。
私は今回挙げた本を読んで
「戦略次第でまだ個人でも勝負できる」
と感じた。
レッドオーシャンにしか見えない中にも、細かい部分に焦点を当てると小さなブルーオーシャンが存在する。
それを見つけられれば稼げる可能性はある。
お金を殆どかけずにVtuberを始める方法もあるし、挑戦してみる価値は十分だと思う。
【最後に宣伝】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものです。
(※しかし私が読んだ後、読み放題対象外になってしまうことがあります。
ガッデム!
ただ対象外になった作品が再び読み放題対象になる場合もありました。)。
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「実際にやるかどうかは別として、副業面白そうじゃん。」と思い始めたあなたへ。
ちょっとワクワクしてきたんじゃない?
本当にちょっとだけだけど、やってみたくなってきてるんじゃない?
せっかく生まれた小さな熱、すぐに消しちゃうのはもったいないからさ。
もう少し、副業の世界を見ていかない?
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