「あの職業、こんな世界だなんて全然知らなかった……」
たまたま、暇だったから手に取っただけなのに。
その一冊の本に、凄まじい衝撃を受けた。
それは「マンション管理員」の本。
私は一軒家に住んでいるから、マンション管理員さんのことは元々知らなかった。
まあ、イメージするなら。
朝は花に水やりをしながら、出勤する住民の方々にあいさつする。
昼は窓口で談笑。
17時に管理室の鍵を閉め、自分の部屋に戻ってのんびりテレビを見る。
大体そんなものかなと想像していた。
全然違った。
こんなにイメージがあてにならないとは。
私が思い浮かべた優雅でキラキラした世界とは、真逆の世界じゃないか。
そこには、砂粒ほども想像していなかったマンション管理員さんの「戦い」が克明に描かれていた。
こんな世界があるのか。
脳を揺さぶるような衝撃。
でも同時に、ハッと目が覚めるような爽快感を覚えた。
新しい気付きを得て、ほんの少しだけ成長したという心地よさ。
そこで一つの感情がむくむくと芽生える。
もっと知りたい。
もっともっと、この感覚を味わいたい。
だから。
久しぶりに、やってみよう。
「読書」。
という感じで久しぶりに読書熱が戻ってきたあなたにおすすめの、読み放題で読める本を紹介する。
【ちなみに】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものである(注 私が読んだ後に読み放題対象外になっている書籍もあります。しかし再び読み放題対象になることもあり。)。
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なぜ読み放題作品しか紹介しないのかと言うと、単純にお金が無いからである……。
衝撃を受けるけど沢山学びが得られる、皆が知らない職業の本
マンション管理員のリアルな世界が分かる本1冊
『マンガでわかるマンション管理員』
書誌情報 | |
著者 | 河村 誠 南野 苑生 堀田 孝之 |
発行年月日 | 2022年11月22日 |
マンション管理員を13年務めた筆者が、
「マンション管理員になってみたい」
という人向けに、仕事の全容をこれでもかと言わんばかりにリアルに表現している一冊。
・えぇぇ……(ブラックすぎてドン引き)
・味方いなくね……?(やはりドン引き)
・違う世界のはずなんだけど、ウシジマくんを読んでる時と同じ気分。
・いかに折衝ができるかに全てがかかっている仕事だと感じた。
・常にスーパー光属性な奥さん+たまに団結してくれる住民たちの姿が心にしみる。
探偵のリアルな世界が分かる本1冊
『探偵業42年 前田龍生が語る失敗しない探偵の選び方と、探偵の神髄!』
書誌情報 | |
著者 | 前田龍生 |
発行年月日 | 2022年5月18日 |
本書では、探偵がどのような仕事をしているのか、その魅力や失敗しない探偵の選び方など、謎多き探偵の仕事について詳しく解説しています。
ある依頼がきっかけで監禁された実体験も生々しく語られています。
家族にも、友人にも、誰にも相談できず、やっとの思いで依頼した探偵にも騙され、苦しんでいる人が一人でも多く幸せな朝を迎えてほしい、そんな思いが詰まった一冊です。
(Amazon紹介文より引用)
・「確か1,000万円貸してるよね?」は頭良いわ。
当たり前だけど人間の習性をよく分かっている。
・報酬の考え方だけでも、悪徳探偵業者に引っかからない目が養われる。ありがたい。
・探偵業界、まともな業者1~2割くらいしかいないのでは。
ある意味悪い金儲けするのに向きすぎる。
・「火にかけられたビーカー」という表現、分かりやすくて好き。
どうあがいたって変化しなくちゃいけないんだよね。
初回登録なら30日間は無料である。
(期間終了後は月額980円。安っ!とはならないですが、読めるジャンル・冊数が圧倒的なので私は大して気にしていないです。)。↓↓↓
翻訳家のリアルな世界が分かる本3冊
『好きな英語を追求していたら、 日本人の私が日→英専門の翻訳者になっていた: 英語ネイティブじゃなくても、帰国子女じゃなくても 英訳を仕事にできますか?に対する私の答え』
書誌情報 | |
著者 | 松本佳月 |
発行年月日 | 2021年6月26日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 111件 |
あなたは「技術翻訳」という仕事を知っているか?
技術翻訳とは翻訳家の仕事の一つで、電気製品や工業製品の
- 仕様書
- マニュアル
- 作業指示書
などの翻訳を行うものらしい。
本書では社内翻訳者からフリーランスの翻訳者になった筆者が、自身の翻訳業種である技術翻訳について、
- どんな仕事か?
- どうやって技術翻訳者になるのか?
- 技術翻訳者としてどんな日常を送っているのか?
などについて語っている。
私たちが知っているようで全く知らなかった翻訳家の世界を見ることができる一冊である。
技術翻訳家の仕事内容や仕事の取り方を知ることができる
字幕翻訳と違って徹底的に「正確さ」が求められる大変な仕事だと感じた。
例えば「機械の上・下」と書いてあっても
「機械の上辺に接している」⇒on
「機械の上部の空間」⇒over
と使い分けなければならない。
翻訳が間違っていたら私たちが製品の使い方を間違えてしまう。
使い方を間違えたら事故になる可能性もある。
責任重大なのである。
ただ、その分やりがいもある仕事だ。
『翻訳者になるため、続けるためのヒント』
書誌情報 | |
著者 | 渡邉ユカリ |
発行年月日 | 2022年7月31日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 80件 |
フリーランスの実務翻訳者として活躍している筆者が、
- 実務翻訳者とは何か
- 実務翻訳者になるための具体策
- 翻訳力の高め方
などについて語っている一冊。
自身の経験に基づいたノウハウの話が多く、説得力がある文章だった。
翻訳者としてフリーランスで生活できるようになるまでの道筋が分かる
翻訳者=一から翻訳をする人だと思っていたが、
翻訳されたものにミスがないか確認する「チェッカー」
クライアントからの発注や納品、請求などを担当する「コーディネーター」
という仕事もあるのか。
ただいずれにしても
- 高い語学力(TOEICなら900点)
- 製作者の意図を汲んだ翻訳力
- 営業・宣伝力
など多くのスキルが必要で、ハードルはかなり高いと言える。
ただその分常に人手不足ということであるから、スキルを身に付けてしまえばチャンスの多い仕事ではあるだろう。
『字幕翻訳とは何か 1枚の字幕に込められた技能と理論』
書誌情報 | |
著者 | 日本映像翻訳アカデミー |
発行年月日 | 2018年9月24日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 55件 |
6,000人以上の修了生を輩出し、映像翻訳の講義・普及・啓蒙活動を行っている「日本映像翻訳アカデミー」が、
- 字幕を作る時に行うこと・考えること
- 字幕を作る時の思考順序
- 字幕翻訳の実践例
などについて詳細に解説した一冊。
「字幕はまあ馴染みあるし、分かりやすい話ではないか」
と思っていたが、
めちゃくちゃ難しかった……!
作る側の苦悩がよく伝わってくる文章だった。
沢山の翻訳例から翻訳者が気を付けている点が分かる
正直、字幕翻訳ってセンスな部分もあるのでは?と思っていた。
しかし実際には
- 何種類もの辞書を引き、正確に英語の意味を把握する力
- 登場人物の身分・性格・関係性などによって適切な言い回しを考える力
- 文化の違いによる違和感を解消する訳文を作る力
など、多方面から地道に力をつけなければならない仕事なのだと分かった。
ただ英語を理解するだけでなく、「国ごと知る」という感じである。
大変な仕事をしてくれている方に感謝して、映画のブルーレイを見ようと思う。
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特殊清掃のリアルな世界が分かる本1冊
『特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録』
書誌情報 | |
著者 | 特掃隊長 |
発行年月日 | 2012年4月13日 |
「特殊清掃」とは、遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ部屋清掃・消臭・消毒・害虫駆除まで行う作業のこと。
通常の清掃業者では対応できない特殊な清掃業務をメインに活動している。
孤立死や自殺が増え続ける、この時代。
その凄惨な現場の後始末をするなかで著者が見た「死」と、その向こう側に見えてくる「生」のさまざまな形は、読者を不思議な感動に誘う。
(Amazon紹介文より引用)
・何か、銃口を突き付けられた気分になった。
「残ったにおいが夢の痕」なんて、余りにも残酷で、でも的を射た表現だ。
・がんって進んだらそんな状態になるんか。
一体どれだけ苦しいのか、想像するのもしんどい。
・筆者の感受性が高すぎる。
そんな鋭い感性を持ちながらこの仕事を数十年こなしているのが信じられない。
・「今日が人生最後の日だったら」と自然と考えさせられる。
重い発想かもしれないが、今までより一分一秒を大切にできる気がする。
・「この世からの『転居』」という言い回し、何故か少し気持ちが楽になる。
ゴミ清掃員のリアルな世界が分かる本2冊
『すごいゴミのはなし ゴミ清掃員、10年間やってみた。』
書誌情報 | |
著者 | 滝沢秀一 |
発行年月日 | 2022年6月28日 |
土の入った電子レンジ、大量の人形やえのきバター!?
だれが、なぜすてたのか……ゴミの世界はおくぶかい。
現役ゴミ清掃員で、お笑い芸人でもある滝沢さんが「ゴミ」の回収エピソードや現状の問題点を、楽しく分かりやすく紹介。
無関係な人などいない、身近な「ゴミ」のウラガワを知るうちに、これからの社会のあるべき未来がみえてくる。
全小学生必読!
(Amazon紹介文より引用)
・大量に変なゴミが出る時、処理するの大変そう……。
と思うと同時に、捨てられるまでのストーリーを想像するのはちょっと楽しそうと思ってしまった。
・絶対水は絞ろう。
そんなに重大な要素だとは。
・お金持ちがお金持ちたるゆえんが分かる。
買う時から「価値があるか」をきちんと見定めているんだな。
・結局「3R」が超重要だということが深いレベルで分かる。
・給食、初めから食べられるものだけ器に入れさせてくれれば……
長年の罪悪感は無くなっただろうし、ゴミは減ったし、良いことだらけだったのに。
『日本全国 ゴミ清掃員とゴミのちょっといい話』
書誌情報 | |
著者 | 滝沢 秀一 |
発行年月日 | 2021年8月2日 |
AIがゴミ分別を教えてくれる?(横浜市)、
24時間営業の生ゴミボックス?(市川市)、
「落ち葉」専門で回収?(旭川市)
……よその地域のゴミのことって、知りませんよね。
日本全国の自治体がゴミ収集に取り組む情熱の数々を、ゴミ清掃芸人・滝沢秀一が追いかけます。
(Amazon紹介文より引用)
・LINEで分別とゴミ出しの日を答えてくれるAI神やん!
いきなり全国は難しいけど、お金のある都市部からでも広まってくれれば……
・戸別回収、回収側はめっちゃ大変じゃ……
と思ったけど、マナーが良くなったりゴミが減るなら、かえって負担が減る?
・近年建てられたゴミ処理施設はマジで美術館並みにキレイだから皆見てほしい。
イメージ変わるだけでも助かる人が多数いるから。
・本書の知識結集したら日本の8割くらいのゴミ問題が無くなるのでは?
そして税金クソ減るから他の施策に回せるし……
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退職代行のリアルな世界が分かる本1冊
『退職代行を使う前に読む本』
書誌情報 | |
著者 | 清水 隆久 増森 俊太郎 吉田 名穂子 |
発行年月日 | 2020年9月1日 |
本書は、ここ数年メディアでも度々取り上げられている「退職代行サービス」について、サービスの概要や具体的な活用方法、注意点など必要な情報を網羅しています。
そしてさらにもう一歩、会社を辞める勇気を出すきっかけとなる1冊です。
(Amazon紹介文より引用)
・士業の人すら退職代行使うんか……
辞めるってどこでも未だに難しいんだな。
・民間と弁護士代行の違いすら知らなかったので勉強になる。
まあ費用高くても代理人になってくれる方がいいかなぁ。
・残業、パワハラの証拠になるものリスト助かる。
・退職代行利用の心理的ハードルを下げてくれる1冊。
Vtuber制作のリアルな世界が分かる本1冊
『Vtuber制作で月10万円稼ぐための入門書』
本書では
●稼げるイラストレーターとはなにか
●Vtuber制作をすすめる理由
●Vtuber制作をお金にするコツ
などをお伝えしていきます!
・イラストレーターとして仕事を得るためのポイント
・最近よく聞くVtuber制作のメリット
・イラストレーターのキャリアの考え方
が気になる方に届けたい一冊になっています!
(Amazon紹介文より引用)
・Vtuber制作を勧める理由がとても論理的。
スキル+αという発想は王道だと思うけど、イラスト界にはあまりいないのかも?
・モデリングスキルを身に付けたらそれ自体を教本として売れる。一石二鳥。
・世に出る配信者じゃなくて、仕事で使うアバターが必要という話になれば、需要大爆発では?
・ココナラの使い方も効率的で、収益化のビジョンが見えやすい一冊。
イラストレーターのリアルな世界が分かる本1冊
『プロ絵師に聞く!絵を描く人のためのお悩み相談室』
「自分の絵に自信が持てない」
「他の絵描きに嫉妬してしまう」
「表現のバリエーションってどう増やせばいいの?」
このような絵にまつわる不安や疑問を人気プロ絵師が解決します!
イラスト初心者からプロを目指す方まで、様々な方が感じている疑問をQ&A形式で回答。
確かな経験に裏打ちされたプロ絵師の考え方を知ることで、あなたの心のモヤモヤがすっきり解決します。
(Amazon紹介文より引用)
・「描けなくてよいもの」の取捨選択力がプロにはかなりあるんだろうなと感じた。
勝負できるものを磨いて勝負。
・「絵を描く」ではなく「線を引く」という発想、凄く刺さるものがあった。
美術の時間が大嫌いだった中学時代の自分に言ってやりたい。
・「美大予備校」と「美大・芸大」にそんなに行く意味の違いがあるとは思わなかった。
自分が今何を求めているのか、しっかり捉える必要がある。
・同人活動って創作だけやっていればいいものではないから、自己マネジメント能力がめっちゃ鍛えられそう。
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NFTアーティストのリアルな世界が分かる本1冊
『NFTアーティストがわかりやすく解説!【NFT超入門】無料ではじめるNFTの作り方、売り方からマーケティングまで』
書誌情報 | |
著者 | クリプトキャット |
発行年月日 | 2022年1月3日 |
最近話題のNFT、気になりますよね。
「はじめてみたいけど、難しそう」とおもってるあなたへ。
NFTアーティストの クリプトキャットが丁寧にNFTの作り方、売り出し方、マーケティングまで、一通りわかりやすく解説します。
この一冊を読めば、あなたもNFTアーティストデビューできます。
(Amazon紹介文より引用)
・NFTって「著作物であると証明された自分の資産」って感じなのかな?
まだイマイチイメージできないから、一つ作ってみたい(絵は苦手だけど)。
・小学生が億万長者になっちまう時代が来るのか……?
・英語が飛び交ってむむむってなるシステム。
日本語対応版はよ!
納棺師のリアルな世界が分かる本1冊
『「納棺師」になると決めたら絶対読む本: 納棺師になるために仕事の内容・年収・資格・向いている人すべて教えます』
書誌情報 | |
著者 | おくりびと |
発行年月日 | 2021年1月29日 |
納棺師はどのような仕事しているのか。
納棺師はなぜ納棺師として働き始めたのか。
納棺師の年収はどれくらいあるのか。
このような疑問がある方に本書では納棺師のリアルをお伝えしています。
ぜひページを開いてみて下さい。
(Amazon紹介文より引用)
・1日に5件も仕事をこなす日があるということに驚き。
肉体的にも精神的にもかなりハードではないか。
・こんなに大変な仕事なのに給料少なすぎんか??
・当日の仕事のパートナーによってスタイルを変えるって所も難しい。
会社の同じ部署の人間が毎日変わるようなものでは。
・納棺師から先の職もかなり専門性のあるものばかりで、本当に限られた人しか務まらない仕事だなと感じる。
【おわりに】驚きの数が増えていく。そして新たな気付きが生まれる。
知らないことだらけ、びっくりすることだらけ。
中には重たい話もあって、頭が痛くなることも。
でも一冊読むごとに、何か頭の中の「変な蓋のようなもの」が外れていく感じがする。
それがじんわりとした気持ちよさを私に与えてくれる。
今回の読書熱は、なかなか消えないだろうな。
【最後に宣伝】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものです。
(※しかし私が読んだ後、読み放題対象外になってしまうことがあります。
ガッデム!
ただ対象外になった作品が再び読み放題対象になる場合もありました。)。
こちらから登録できます。
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「Kindle Unlimitedのことをもっと詳しく知りたい」と思ったらこちらの記事へ。
「これで私の疑問・悩みは解決!……したんだけど、まだ足りない。もっと知りたい。」と感じるあなたへ。
どうして「足りない」のか。
どうして「もっと知りたい」のか。
それはズバリ……
眠っていたあなたの「知的好奇心」が目を覚ましたからである。
「確かにそうかも!」と思ったならば、以下のページに飛んでみてくれ。
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