先日、私は生まれて初めて「物語」を作った。
ショートストーリー小説。字数は200文字程度。
内容はとあるVtuberさんの日常の一幕(を想像して書いた。)。
そしてXに投稿。
初めてだしクオリティは低い。
またいきなり自分を題材に使われて「気持ち悪い」と思われたかもしれない。
しかし2日後。
ご本人が「いいね」を付けてくれたのである。
また他にも数人、いいねを付けてくれていた。
大・感・激であった。
たった200字程度の文章で私は至上の喜びを手に入れることができた。
しかもしんどい思いをして書いたわけではない。
日々普通に生活している中で、頭が勝手に妄想し、物語を作り上げていたのである。
それを文字に起こしただけ。
だから作る過程も「楽しい」しかなかった。
ここに来たあなたは、小説・漫画・アニメ・演劇の台本など、何かしらの創作活動に興味があることだろう。
それならば今回紹介する本を読むといい。
「創りたい」という気持ちを掻き立てられるから。
【ちなみに】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものである(注 私が読んだ後に読み放題対象外になっている書籍もあります。しかし再び読み放題対象になることもあり。)。
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「お?何だか自分でもいけそう…?」と思わせてくれる物語作りの本3冊
『小池一夫のキャラクター創造論』
書誌情報 | |
著者 | 小池一夫 |
発行年月日 | 2016年8月23日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 196件 |
本の概要
本書は漫画界で50年以上活躍し続けてきた筆者が、
「キャラクター」
の生み出し方について語っている一冊。
「創造論」というタイトルから、私は読む前
「小難しい話なんだろうな…」
と思っていた。
しかし読んでみると、読者への単純な問いかけや身近な具体例で分かりやすく話をされていた。
心に刺さった言葉
「ほかでもない「自分の心が≪感動≫する」から、≪感動≫するのです。
極めて個人的な体験、内面的なことです。
それを強要できるものではありません。
CM前の
「次は感動の!」
のような字幕に対する筆者の意見。
だから「うざい」って思うんだな、と腑に落ちた。
例えば
「これ絶対面白いから!」
と言われて押し付けられた漫画、殆ど面白いと思ったことがない。
それは単に趣味が合わないとも言えるが、
「『面白い』という感情を押し付けるんじゃあないよ!』」
と心が訴えていたのかもしれない。
『大どんでん返し創作法: 面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論』
書誌情報 | |
著者 | 今井昭彦 |
発行年月日 | 2015年10月5日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 328件 |
TV・CM・小説・漫画などの制作に幅広く携わってきた筆者が、
「どんでん返し」
を軸にしたストーリーの作り方を提唱している一冊。
読む前は
「「どんでん返し」だから起承転結の転が大事!」
みたいな話かなと思っていた。
それは間違ってはいなかったが一要素でしかなく、様々な意味を込めた「どんでん返し」の話だった。
面白いストーリーが作れる順序が分かる
「なぜ面白いのか」
「面白くするための『どんでん返し』は何なのか」
などを童話や海外の有名作品を例に挙げて解説しているので分かりやすかった。
「『花咲かじいさん』だけでそんなこと分かるんか」という感じでした。
『小池一夫対談集 キャラクター60年』
書誌情報 | |
著者 | 小池一夫 |
発行年月日 | 2014年6月27日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 61件 |
漫画原作者として50年以上活躍している筆者が、
- 『鉄腕アトム』の作者・手塚治虫さん
- 『新世紀エヴァンゲリオン』の作者・庵野秀明さん
など5名の名作家を迎えて対談している一冊。
超大物ばかりなので、読む前は
「バチバチに意見ぶつけ合うんだろうなぁ」
と思っていた。
しかし読んでみると、小池さんとゲストの方は確かに考え方が全く違うのだが、それぞれの良いところを取り入れていきたいという穏やかで前向きな対談であった。
特に庵野さんの
「アニメ業界の監督は感覚が子どものままで、漫画業界は大人な人が多い」
という話から自らに足りないものを考えるという姿勢、見習いたい。
【まとめ】「センス」ばかりじゃない。「理論」を構築できれば誰だって創れるんだ。
物語を書ける人は
「文章のセンスがある人」
だと思っていたが、それがめちゃくちゃ重要って訳でもないと感じた。
活躍している人ほど「理論」を持っている。
「理論」があるということは「再現性」がある=私たちにもできるということ。
文章が好きなら気軽にトライしてみてもいいんじゃないだろうか。
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