「自分は全然何も頑張っていないはずなのにしんどい」
「どうしたらちゃんと頑張れるんだろうか」
と思っている人へ一言。
そんなことを考えているあなたは、多分「頑張っている人」だよ。
だから私は、おそらく頑張り屋なあなたの心が楽になるような本を紹介しようと思う。
具体的には、
・うつ病
・双極性障害
・HSP気質
に関する本を紹介する。
これは決して「あなたはこういう病気や気質を持っているよ」と言いたいのではない。
こういった精神疾患や気質に関する本には、健康な人にも通じる「心を楽にする」ヒントが沢山あるのだ。
だから病気などとは関係なく、「しんどい」と感じるなら読んでみてほしい。
【ちなみに】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものである(注 私が読んだ後に読み放題対象外になっている書籍もあります。しかし再び読み放題対象になることもあり。)。
↓↓↓
なぜ読み放題作品しか紹介しないのかと言うと、単純にお金が無いからである……。
「全然頑張ってないのにしんどい」と感じる人に読んでほしい本12冊
「うつ病」の観点から心を楽にしてくれる本5冊
『NOを言える人になる 他人のルールに縛られず、自分のルールで生きる方法』
書誌情報 | |
著者 | 鈴木 裕介 |
発行年月日 | 2020年1月25日 |
あなたがすぐにNOを言うべきものは、日常にあふれている。
・職場の不毛な人間関係
・他人のせいにする人間
・境界線を踏み越えてくる人
・人とは仲良くすべきという思い込み
・「自分はダメだ」という思い込み
など。
本書では、こうした人々、会社、社会にどうNOを言うべきか。
そして、どうすればあなたがあなただけのルールで生きられるようになるかを解説している。
(Amazon紹介文より引用)
・序盤からゴン!と響く。
豊かになると失われる、想像してみると確かにそうかも。
・痛い痛い痛い痛い解像度高すぎて痛い。
でもお陰で内容がめちゃくちゃ頭に入ってくる。
・裏ボスはシャットアウト、戦わなくていい。全面的に賛成。
・「嘘を吐いたな」っていう言葉、自分にとっては最悪のウイルスみたいなもんだわ。
・諦めなくていい。実在の世界だけが全てじゃないんだと、優しく背中を押されている気がした。
『穏やかに生きる術 うつ病を経験した精神科医が教える、人生の悩みを消す練習帳』
書誌情報 | |
著者 | 精神科医Tomy |
発行年月日 | 2023年11月2日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 83件 |
うつ病を患った経験のある精神科医である筆者が、
・感情を味方につけること
・自分を大切にすること
・職場や家族との関係を見直すこと
などについて語っている一冊。
最初から最後までひたすらアドバイスをし続けており、刺さる言葉がたくさんあった。
・自分自身のこと、仕事のこと、家族関係のことについての悩みを網羅的に解決してくれる。
◎「頭がお暇」という表現が分かりやすい。Audible民と相性の良い話。
・「今」に集中することの重要さが分かる。
頭がお暇だから未来のことを考えてしまう。
そのとき考えるのは殆どネガティブな未来。
これを防ぐために「今」に集中する。
すごく腑に落ちた。
『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』
書誌情報 | |
著者 | 川野泰周 |
発行年月日 | 2018年9月26日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 561件 |
禅僧でありながら精神科医としても働く筆者が、
・疲れの種類による休み方
・具体的な休み方の実践方法
について、精神医学×禅×マインドフルネスの観点から語っている一冊。
◎脳をシングルタスク状態にすることの重要さが分かる。
・学術論文をたくさん引用しているため、信憑性が高い内容になっている。
・「呼吸瞑想」「ラーメン瞑想」など、日常生活の中でできる休息法が数十通り分かる。
自分が感じていることを正確に捉えること。簡単そうで難しい。
例えば家の外に出た瞬間、
- 日差しが強いor弱い
- 風が暖かいor冷たい
- 指先が冷えている
など、「今自分がどう感じているのか」に集中する。
すると脳がシングルタスク状態になり、疲労が回復していく。
分かりやすく、かつ取り入れやすい方法である。
『うつって意外とわるくない。: わたしが見つけたこころのトリセツ』
書誌情報 | |
著者 | てらみこ |
発行年月日 | 2022年12月3日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 142件 |
うつ病を患い休職中の筆者が、
・自身がうつ病になった経緯
・どんな人がうつ病になるのか
・うつ病になった人はどうすればよいのか
などについて語っている一冊。
◎うつ病はメンタルが強いと思われている人でもかかる病気であると分かる。
これは私もついつい誤解してしまう。
・環境に恵まれていてもうつ病にかかる可能性はあることが分かる。
・心に刺さる言葉、ホカホカすることは「まさにそれよ!」という感じ。
「メンタルが強い→打たれ強い→うつ病とは無縁」
というありがちな誤解を解いてくれているところが良い。
【ぼくのうつやすみ 『うつ』になったけど帰ってこれました】
書誌情報 | |
著者 | ミヨシ |
発行年月日 | 2021年9月8日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 416件 |
うつ病を患ったが、わずか半年で復職に成功した筆者が、
・うつ病を患った経緯
・休職中に考えたこと
・休職中に取った行動
について、漫画形式で語っている一冊。
◎「元に戻る」ではなく「変える」という意識は本当に大事だと納得。本当に気が楽になる。
・休職2カ月でかなり行動している筆者は躁状態でもあったのでは?
・寄り添ってくれる家族がいるってでかいなぁ……(遠い目)
特に社会人であれば「元通り仕事したい(しなければ)」と思いがち。
でも元に戻ればまたうつは繰り返す。
環境、人間関係など、変えられるものはガラッと変えるのも一つの手だなと思った。
(ただうつ状態の時は急激な環境な変化がストレスになることも多いので、ケースバイケースではあります)。
Kindle Unlimitedの登録はこちらから「双極性障害」の観点から心を楽にしてくれる本2冊
『双極性障害Ⅱ型と生きる: 躁うつの波と付き合うための5つのポイント 』
書誌情報 | |
著者 | みなづきまりこ |
発行年月日 | 2023年7月31日 |
本書は躁うつの波と付き合うための5つのポイントを、実体験を交えながらまとめています。
双極性障害Ⅱ型を持っている人、双極性障害Ⅱ型について知りたいという人に向けて、少しでもお伝えできること、苦しみから脱出するヒントがあれば幸いです。
(Amazon紹介文より引用)
・「私のことだ」と最初から最後まで感じられた一冊。
筆者が自分のことをしっかり客観視できていることが分かる。
・「スーパーカーのエンジンを積んだオンボロ軽自動車」、なんて的確で分かりやすい例えなんだろうか。
胸に刺さるようなワードで表現してくれる筆者に感謝。
・自分の目の前に、保育園児くらいの「私」がいるイメージを持った。
その「私」の話を聞いてあげることが重要なんだろうなと思う。
『双極Ⅱ型障害の療養のコツ: うつをくり返す人たちのために』
書誌情報 | |
著者 | あずさ |
発行年月日 | 2022年8月6日 |
「うつ」と「軽躁」をくりかえす、落ち込んだり元気だったりをくりかえすひとは多いです。
生活に支障をきたすレベルの場合、「双極Ⅱ型障害」と診断することがあります。
双極Ⅱ型障害はうつ病と違います。
かかる人の特徴も、療養上の注意も、薬物療法も違います。
明るく元気な人がかかる病気で、病状に合わせた療養でかなり改善する可能性があります。
ただし、薬物療法が必要な場合、少なくとも当面は続けたほうがよい場合がほとんどです。
(Amazon紹介文より引用)
・双極性障害のⅠ型とⅡ型の意味を初めて知った。
自分、Ⅱ型なんだ。
・仕事熱心な人が双極性障害を持つメカニズムが恐ろしいほどよく分かる。
リアルにその人の姿を思い浮かべられる。
・薬の服用の注意点も、理由とともに簡潔に説明してくれていて、何に気を付けるべきかすぐに分かった。
「HSP気質」の観点から心を楽にしてくれる本5冊
『ゼロからできる!うつ状態だった内向型HSPのわたしが自分らしい働き方を見つけた方法』
書誌情報 | |
著者 | おだや |
発行年月日 | 2022年12月22日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 80件 |
転職を繰り返したのち、在宅ライターとしておだやかな毎日を手に入れることができた筆者が、
- 内向型の人が疲弊してしまう理由
- 内向型の人にとっての理想の働き方
- 心身を壊さない働き方を探すステップ
などについて語っている一冊。
読んでみた第一の感想は
「それだよ、それ!!」
同じ内向型として長年私が抱えてきたモヤモヤを全部言語化してくれている!
120%共感できる内容だった。
内向型の人間がストレスなく生きる方法が分かる
特に「聞けて良かった」と思ったのは
「内向型と外向型の気質の違いは、神経伝達物質に由来している(と言われている)」
という話。
これまで私はどんなに人の話を聞いても、ネットで情報を得ても、
「結局自分が内向的なのは努力不足でしかないのではないか」
という考えを捨てきれなかった。
それが「神経伝達物質」という先天的な違いであるということが分かり、頭にこびりついていた考えがふっと無くなったのだ。
琴線に触れる内容がたくさんある良書である。
『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本 HSP気質を生かして、幸せになる』
書誌情報 | |
著者 | Ryota |
発行年月日 | 2021年5月26日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 263件 |
HSPアドバイザーとしてインスタグラムやYouTubeなどで活動している筆者が、
- HSPのままでも良い理由
- HSPの悩みを解くカギ
- 社会で生きるためのアドバイス
などについて語っている一冊。
全体を通して、筆者自身の経験談やHSP気質を持つ人へのアンケート結果からしっかり深堀りした内容で、自分のこととして読むことができた。
HSP気質を持つ人に対する「刺さる言葉」がたくさんあった
「溺れている人は溺れている人を助けられませんよ」
「意識低い系生活」
など、筆者独自の言い回しで主張がされていて、すっと頭に入ってくるなぁと感じた。
自分は今「溺れて」いないか。
私は1人の時間が好きなのでなるべく人と関わらない生活をしているが…
まだそれでも「他人を優先してしまう瞬間」があるのではないか。
意識して生活することにしよう。
『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』
書誌情報 | |
著者 | イルセ・サン |
発行年月日 | 2016年10月22日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 1,553件 |
牧師として、また心理療法士として多くのHSPの人々と対話した経験を持つ筆者が、
- HSPの能力
- HSPが抱えやすい問題
- HSPに鈍感な人との付き合い方
について語っている一冊。
「本書を読めばHSPのことはだいたい分かる」
というくらい情報がまとまっていて、教科書として使えるなと感じた。
・HSPの長所が分かる
・HSPが抱える問題とその解決策が分かる
心に刺さったのは
「あなたが責任をとるということは、同時にほかの人の責任を肩代わりしてしまうことでもあります。」
という言葉。
私はかつて教員・行政職員として働いていたころ、同僚や直属の上司のミスは私に起因するものだと思い、頭を下げてばかりだった。
それは冷たく言えば「意味のない」行為であり、他人は自分の責任を感じることがなくなってしまうっことである。
今は人と関わることが減りましたが、自分からいらない損をしにいっていないか、もう一度考えようと思う。
『【ほぼ漫画】億り人のひきこもり生活』
書誌情報 | |
著者 | 内向型の頂点 |
発行年月日 | 2024年2月2日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 1,293件 |
一般企業で働いて億り人となり、40代前半で退職した筆者が、
・億り人になるまで
・配当生活の実際
・億り人となった後の生活
などについて漫画形式で語っている一冊。
・「内向的(HSP)で全然大丈夫なんだ!」と思える。ありがたい……
・周りに流されずに自発的に「逃げ続けて」成功した筆者に勇気づけられる。
・稼ぎにいかない投資スタイルは私も同じことやってるので安心する。
・外向型との違いを冷静に捉えてネガティブにならないようにしているところが賢い。
・イラストが全部面白い。添えている一言もユーモア◎
『ミニマリスト式超人生戦略術: 敏感な人が会社を辞めてラクに生きていく方法』
書誌情報 | |
著者 | なにおれ |
発行年月日 | 2021年11月17日 |
SNSやKindle出版で発信活動を続けている筆者が、
「会社組織の中で生きることがどうしても辛い敏感な人」
が楽に生きていくためのロードマップを語っている一冊。
・HSP気質な私が「こういう行動をとればいいのか!」と理解できた。
心構えの本は多いが、現実的な行動や数字の話を語っているのは本書最大の魅力だと思う。
・「共感力、高くていいことないと思ってたけどそんなことないんだな」と救われる気分だった。
・「今の収入で」と「他人にやらせていたことを自分で」、どちらも一長一短ありそうで迷う。
節約家になるということなのか、創作できる人間になるといことなのか。
・理想の暮らしの見つけ方が超シンプルで簡単。
保育園児でも多分できる。良いアイデアだ。
・敏感な人が商売で上手くいくコツ、非常に心が軽くなる話だった。
意識すべきことは2つくらいかな。
【おわりに】本を通して「本当に自分は頑張っていないのか」疑ってみよう
冒頭に述べた通り、わざわざこのページに訪れたあなたは「頑張っている人」だと思う。
しかしあなたを直接見たことのない私が言っても、説得力はないだろう。
だから代わりに本を紹介している。
絶対ではないが、本を読んでみると
「ガツンと衝撃を受ける」
「琴線に触れてハッとする」
ような一言に出会うことがよくある。
そしてその一言が、あなたの「しんどさ」を減らすヒントになっているのだ。
他に何もすがれるものが無いならば、ぜひ今回挙げた本を読んでみてほしい。
【最後に宣伝】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものです。
(※しかし私が読んだ後、読み放題対象外になってしまうことがあります。
ガッデム!
ただ対象外になった作品が再び読み放題対象になる場合もありました。)。
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「Kindle Unlimitedのことをもっと詳しく知りたい」と思ったらこちらの記事へ。
「これで私の疑問・悩みは解決!……したんだけど、まだ足りない。もっと知りたい。」と感じるあなたへ。
どうして「足りない」のか。
どうして「もっと知りたい」のか。
それはズバリ……
眠っていたあなたの「知的好奇心」が目を覚ましたからである。
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