最近は落ち着いてきたが。
ちょうど1年前、私はpixivであるカテゴリの小説を読み耽っていた。
そう、「百合」である。
具体的には、
・某有名音楽ゲームの二次創作
・某有名錬金術RPGの二次創作
・某有名アドベンチャーゲームの二次創作
である(無論一次創作も嗜んでいる。)。
その時期は百合小説以外に一切興味を持てなかった。
つまり、百合でしか得られない「何か」があったのだ。
それが何なのかは私にも分からないが、強いて言えば
「栄養素」
だったのだろう(※深夜テンションで執筆しております。許してください。)。
ここまで読んでくれたあなたは多分、私の同志である。
折角だから、私がおすすめする百合ラノベの紹介文を読んでみてくれたまえ。
【ちなみに】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものである(注 私が読んだ後に読み放題対象外になっている書籍もあります。しかし再び読み放題対象になることもあり。)。
↓↓↓
なぜ読み放題作品しか紹介しないのかと言うと、単純にお金が無いからである……。
ライトでサクサク読める百合系ラノベ5冊
『彼なんかより、私のほうがいいでしょ?』
『彼なんかより、私のほうがいいでしょ?』 | |
書誌情報 | |
著者 | アサクラ ネル |
発行年月日 | 2021年10月8日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 391件 |
※性描写がある関係でテキストリンクにしています。
作品概要
「告白する前に、絶対に、NTRる。」
幼馴染の音々から好きな人ができたと打ち明けられ、鹿乃は激しく動揺する。
音々に対する恋心を自覚した鹿乃は決心した。
彼女が告白する前に自分のものにする――NTRると。
・NTRものだがドロドロ展開はない。トロトロって感じ。
・主人公が健気に奮闘する姿が微笑ましい。ヒロインちゃんの気持ち分かるぅ~。
・終盤の手に汗握る展開はドキドキした。
性的な描写も楽しみつつライトな展開を味わいたい人におすすめの作品。
心に刺さった言葉
「いいよ。来て…鹿乃」
鹿乃がやろうとしていることを理解した音々の一言。
「お、ついに堕ちたのか」
「いや鹿乃がしつこいから諦めたんかな」
と、読めないな~と思っていた。
でも物語を最後まで読み…
「はあ~~」と長いため息。

何も伝わらんか。
まあとにかく読んでみて。
『Vチューバーだけど、百合営業したらドハマリした件』
書誌情報 | |
著者 | みかみてれん |
発行年月日 | 2019年9月5日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 246件 |
作品概要
「人からかわいいと思われるなら、二次元だってぜんぜん構わないでしょ」
「かわいい」から遠ざかってしまった自分の身体に絶望していた主人公・楓花。
しかし「Vチューバ―」の存在を知り、二次元の世界で可愛くなることを決心する。
それから一年後――楓花は「こわい」「シリアルキラー界のVチューバ―」などキワモノ扱いされていたが、ある日コラボのお誘いが来て…
・とにかくほのぼの。ほのぼのほのぼの。
・葛藤しながらもアタックしていく璃々子がかわいい。
・気付かないうちに絆されていく楓花もかわいい。
実在のVtuberの話も出てくるので、Vtuber好きな人は入り込みやすい作品だと思う(※私はVtuberオタクです。)。
心に刺さった言葉
「…なんだよ、もう」
感極まったわたしは、喉をつまらせながら、笑った。
既に夢は叶っていたと気付いた楓花の一言。
リスナーって普段はおちゃらけてるけど、配信者さんが真面目なトークをしたら本音を言ってくれたりするんだよね。
私もVチューバ―さんの雑談配信をよく観るが、真面目な話をきちんと真面目なコメントで返すリスナーをみて、
こうして配信者さんって心救われてるんだろうな、と思っている。
『わたしの百合も、営業だと思った?』
書誌情報 | |
著者 | アサクラ ネル |
発行年月日 | 2023年3月10日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 194件 |
作品概要
「これ、営業トークじゃないから」
「かりんさま、何してるのかな」
――最推しアイドル・鐘月かりんの「卒業」を半年も引きずる若手女性声優・仙宮すずね。
そんな彼女の事務所に新人声優として現れたのは鐘月かりん、その人だった!
突然の推しの再供給に内心完全に浮かれつつ、表向きでは平静を装い、一定の距離を保とうとするすずね。
だけど、かりんがぐいぐいと距離を縮めてくる!?
(Amazon紹介文より引用)
・序盤だけ読むと業界内いじめなどのドロドロ物語になるのかなと思ったが…。
・殆どの登場人物が良識ある人格者で気持ちよかった。シリアス耐性ゼロのワイ歓喜。
・特にかりんは物腰柔らかだけど自信も持っていてかっこいい。惚れる。でも付き合ったらワイは劣等感を感じるに違いない。矮小な男である。
心に刺さった一言
「これ、営業トークじゃないから」
すずねは、まっすぐにかりんを見つめて、はっきりと言った。
プロローグでのすずねの一言。
ここから過去の回想という形で物語が始まる。
すずねって推しの存在にキャーキャーしてて忙しないのだが、
いざという時にスッと覚悟が決まるのがかっこいいなと思った。
まあ大分斜め上な方法なのが笑わせてくるんだけど。
『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話』
書誌情報(2024年5月15日時点) | |
著者 | みかみてれん |
発行年月日 | 2018年8月13日 |
巻数 | 4巻 |
読み放題対象 | 4巻 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 414件 |
作品概要
「女同士とかありえないでしょ」
モテ系JKの榊原鞠佳は、ある日、クラスのクールな美少女・不破絢に、突然百万円を突きつけられた。
「榊原さん。一日一万円で百日間、あなたを買うわ。女同士が本当にありえないかどうか、試してあげる」
「――は? はあっ!?」
その日から始まる、放課後の○○タイム。
頭を優しく撫でたり手を握ったりするところから始まる絢の行動は、日に日にエスカレート!!
果たして鞠佳は、百日目まで絢に「ありえない」と言い張ることができるのか――(できない)。
(Amazon紹介文より引用)
・強情で素直じゃない子が堕とされていく王道展開がイイ!堕ちろ!堕ちろぉぉぉ!!!
・何にも動じない不破の攻勢が爽快。転生主人公かお前は。
・シリアス展開がほぼ無くて安心。超大事なとこ。
心に刺さった言葉
「なにが普通かって、学生の頃はやっぱりすごく気にしちゃうよね。でもね、それがいつか自分にとって普通じゃなくなったときは、またここにおいで。私はね、この店がそういう子たちの居場所になればいいなって思っているの」
バーのお姉さんの一言。
これすごいリアルに響く言葉だなと思った。
たくさんの同年代の人間と関わる学生時代って
「自分の考えはおかしいのではないか」
と悩む人は多いと思う。
同性の恋愛についても、周りの人に言えずに悩む人は多いんじゃないだろうか。
お姉さんみたいなこと言ってくれる人が一人でも側にいてくれたら、安心して生きていけると思う今日この頃。
『負けませんからと言い張る顔のいい女の子を、全力で屈服させる百合のお話』
書誌情報 | |
著者 | みかみてれん |
発行年月日 | 2019年1月10日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 311件 |
作品概要
「全力で屈服させてあげるから」
お嬢様学園のスーパーお姉様、紅羽彩良は、ライバルの美少女に勝負を持ちかけられる。
二ヶ月後の学園人気投票を前に、ふたりきりで決着をつけましょう、と。
「というわけで、わたしの恋人になってください。あなたに証明してみせます」「は……?」
自分がいかに学園の頂点にふさわしいか、わからせてやると言うのだ。
秘密の関係になった彩良と瑠衣は、ひと目を忍んでアプローチをしかけ合う。
はたして身も心も屈服するのはどちらだ────。
(Amazon紹介文より引用)
・俺は一体何を見せられているんだ……?
・「屈服させる」(イチャイチャ)
・強気な子が攻められると意外と弱いのいいよね!
・ストレス要素なし。やはり大事。
屈服させるとか言いつつどんどん本気でイチャイチャしちゃう二人が見たい人におすすめ。
心に刺さった言葉
「私はね。――顔のいい女の子を抱けるチャンスがあるなら、絶対に逃がさないわよ」
攻める彩良の決め台詞(のつもり)。
瑠衣の心中お察しする。
嘘は言ってないんだろうが、それが全てでもない。
でも本人も多分分かっていない、というところがもどかしくて良い場面。
シリアスで尊い百合ラノベ1冊
『王女様がメイドに監禁される話』
『王女様がメイドに監禁される話』 | |
書誌情報(2024年5月15日時点) | |
著者 | あいだ |
発行年月日 | 2019年9月1日 |
巻数 | 3巻 |
読み放題対象 | 3巻 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 230件 |
※性描写がある関係でテキストリンクにしています。
作品概要
「私には、あなたの命令に背いてもやるべきことがあるんです」
王女としてわがまま一杯に育ったエメリは、突然に狭い部屋に幽閉される。
犯人は、無口なメイドのマリヤだった。
城に帰せと怒るエメリだが、マリヤはまるで冷静で、聞く耳を持たない。
父による助けを待つエメリだが、やがてマリヤがエメリを監禁した本当の理由が明らかになり……。
(Amazon紹介文より引用)
・めっちゃハラハラドキドキした。何が起きてるのかさっぱり分からん。
・ヤンデレものかと思いきや……
・物語の全貌が少しずつしか明かされないため、一気読みせずにはいられなかった。
ストーリーの予想がつかないという点で、意外とミステリー好きに刺さる作品かもしれません。
心に刺さった言葉
「私の欲しいのは…そうですね、あなたが与えることができるのかもしれない」
「何なの、何でもいいから」
(中略)
「でもきっと、あなたには一生わからない」
監禁から解放されるために欲しいものを聞き出そうとするエメリとマリヤのやり取り。
この時点で私も
「マリヤ何考えてんだ」
状態でした。
終盤にようやく「あ~そういうことか」と納得しましたが、
「そういう理由!?」と驚かされた。ありきたりな理由じゃなかった。
【おわりに】栄養素の正体は「尊み」
百合系の物語は男女とは違う女子特有の距離の縮め方があるような気がする。
そこが「尊い」と感じる部分なのだろう。
……これが「栄養素」の正体なのか!?(※深夜テンションです。)
他にも沢山の作品があるので、興味のある方は一度読んでみてください。
【最後に宣伝】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものです。
(※しかし私が読んだ後、読み放題対象外になってしまうことがあります。
ガッデム!
ただ対象外になった作品が再び読み放題対象になる場合もありました。)。
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