一度だけ、バドミントン部の顧問を務めたことがある。
初めて体育館で生徒たちの練習する姿を見て、私は驚愕した。
長時間のランニング。終わったらすぐに体幹トレーニングを数十分。
既に地獄である(一度参加したが、体幹トレーニングの冒頭でGE☆ROしそうだったので即止めた)。
5分程度の休憩をはさみ、フットワーク練習。これも地獄。
その後ようやく課題練習。だがラリーが終わらない。結局地獄。
バドミントンとはこんなにも過酷な競技なのかと思い知った。
しかし同時に考える。
もし出来るようになれば、充実感も半端じゃないだろうなと。
そこで家の近くのバドミントンサークルを探し、参加させてもらった(初心者の自分を入れてくださり、本当に感謝しています。)。
早速サークルの長(いきなり長である)と打ち合ってみる。
ラケットに当たらない。当たっても飛ばない。
しかしそのことが私に火を付けた。
長のアドバイスを取り入れ、購入した本を見ながら家で素振りをする。
すると次第にシャトルが遠くへ行くようになった(特にクリア)。
快感だった。
(アドバイスを受けながらも)自分で技術を身に付けられたことが堪らなく嬉しかった。
結局1年で異動したため生徒と打ち合うことはできなかったが……
軽いアドバイスくらいはできるようになり、生徒と打ち解けられたことは一生の思い出である。
立場は違うだろうが、あなたにもこの快感や喜びを味わってほしい。
そのための本を紹介していく。
【ちなみに】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものである(注 私が読んだ後に読み放題対象外になっている書籍もあります。しかし再び読み放題対象になることもあり。)。
↓↓↓
なぜ読み放題作品しか紹介しないのかと言うと、単純にお金が無いからである……。
「これならバドミントンを自力で勉強して上達できる!」と思わせてくれる3冊
『必ずうまくなるバドミントン 基本と練習法』
書誌情報 | |
著者 | 升佑二郎 |
発行年月日 | 2023年9月26日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 6件 |
大学の部活やジュニアクラブで指導を行った経験を持つ筆者が、
・打ち方の基本原理
・パターン練習
を中心に細かく解説している一冊。
第1章が全くの初心者向けの基本の話、第2章以降が少し慣れてきた人向けの練習法の話になっている。
・◎シャトルを飛ばす「感覚」の掴み方が分かる
・沢山のパターン練習法が分かる
私は学生時代から卓球をやっているのだが、一つの持論がある。
それは、
「ラケットスポーツをするにあたって最初に必要なのは
フォームよりも『感覚』の習得」
というものである。
卓球なら「回転をかける感覚」、
バドミントンなら「遠くへシャトルを飛ばす感覚」といったところか。
この感覚が掴めるとフォームも自然と綺麗になっていくし、何よりプレイが楽しくなる。
この点で、本書(特に第1章)はかなり役立つはずである。
『試合で勝てる!小学生のバドミントン 上達のコツ50』
書誌情報 | |
著者 | 城戸友行 |
発行年月日 | 2021年10月25日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 7件 |
選手として、コーチとして全国大会優勝など多くの実績を持つ筆者が、ジュニア選手の上達プロセスをまとめている一冊。
バドミントンの基本ストロークから実践テクニックまで幅広い技術が紹介されている。
(おそらく)強豪選手の育成を意識した内容なので、少しプレイに慣れてきた時に読むのがおすすめ。
・◎初心者~中級者に必要な技術が網羅されている
・コマ送り写真でポイントを分かりやすく説明している
筆者は強豪ジュニアを育成しているため、基本の技術だけでなく実践法まで説明している。
そのため、
「覚えた技術をどう使うか」
が分かるようになっている。
このことから、特に
「初心者だけど早く勝てるようになりたい」と思っている人
にぴったりな一冊だと私は思う。
『バドミントン 勝利につながる「体づくり」 競技力向上トレーニング コツがわかる本』
書誌情報 | |
著者 | 吹田真士 |
発行年月日 | 2020年3月20日 |
Amazonレビュー・件数 (記事投稿日時点) | 23件 |
筑波大学バドミントン部監督の筆者が、基本的な動作作りの方法や競技に必要な筋力、体幹を鍛えるトレーニングを紹介している一冊。
トレーニングに特化した内容である為、先に紹介した本で打ち方を学びながら本書を読むことをおすすめする。
・◎勝つために必要な筋力と体幹トレーニングの方法が分かる
「ウォーミングアップ」から「実戦に即した動き」まで意識したトレーニング方法が全編を通して解説されている。
そのため、
「楽しむだけでなく大会等で勝てるようになりたい」
という人にとって満足できる内容になっていると思う。
また家でできるトレーニングもたくさん紹介されている為、元々身体を鍛えるのが好きな人であればさらにおすすめできる。
【おわりに】難しい。だから複雑な技術を覚えたときは脳汁ドバドバである(経験談)。
バドミントンは複雑な打ち方・動き方を覚える必要がある難しいスポーツである。
しかしその分、技術を習得できたときの喜びは大きい。これはガチ。
今回紹介した本を読んで、バドミントンの世界を楽しんでいただければと思う。
【最後に宣伝】
当ブログで紹介している書籍は全て、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」で読んだものです。
(※しかし私が読んだ後、読み放題対象外になってしまうことがあります。
ガッデム!
ただ対象外になった作品が再び読み放題対象になる場合もありました。)。
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